家族の形とリフォーム

リフォームにおいては、その家に暮らす家族ごとに使う場所の重要性や勝手を考えて計画します。例えば、夕食時間のだんらんを重要視して作る場合には、ダイニングルームと食事のためのスペースを大きくとり、リラックスのできる間取りにするとよいでしょう。実際のリフォーム施工においてもお金と時間をかけるようにし、大きめのテーブルをおけるようなスペースを確保しつつ、窓や柱などを使って開放感のあるスペースを演出します。リビングルームと一体化させるのも一つの手です。
調理に凝りたい人がいる家庭では、キッチンを広く機能性のある場所にし、窓などを使って部屋全体を見渡せるようにするとよいでしょう。台所は古い間取りの家では日当たりの悪い部屋の隅の方に配置されることが多くあったのですが、思い切って部屋の南側の良い場所へ移動させてみてもよいでしょう。
お風呂が好きな人が多く、バスタイムを長くとるという家族では、バススペースを広げ優雅な内装の浴場を造ります。庭に近い場所にあるのであれば、開放感のある眺めにするような工夫もできます。天井を高くしたり吹き抜けにして空が見えるようにすると一層空間的な優雅さが高くなります。
食事のあとのくつろぎの時間を大切にしたいという家庭であれば、リビングルームを大きくとるとよいでしょう。ひときわ大きな部屋の間取りとし、シアタールームのようなテレビやゆったりしたソファーを配置すると素敵なリビングルームとなります。